人の家を借りる気持ち

なににおいても人からものを借りるってあまりいい気分じゃない。オレは誰にも金を借りたことがないし、ガキの頃から貧乏だったこともあって、親から買い与えられたものなんて殆ど無いし、ほしいと思ったものは我慢して金を溜めて自分で買った。自転車も勉強机も廃品回収から拾ってきたものを直して使っていたくらいだ。そして、その幼少期の経験が、今でも生かされており、未だにクレジットカードを持ったこともなければ、レンタカーも借りたことがない。



そうやって誰かにものを借りずに自分で生きてきたオレが、初めて他人から拝借しなければならない者に遭遇した。それが「住まい」だ。家ってのは戸建てでもマンションでも、生涯の中で1番高い買い物の一つであって、そうそう簡単に変えるもんじゃない。そう、オレにはまだ、家を買うまでのカネがない。かと言ってローンを組んで家を買えば、金を借りたことになり、結局一緒のことだ。

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ここで、自分を戒めてきた考えに、疑問を持つ。「誰かに何かを借りる事って、そこまで悪いことではないのか」もちろん、時と場合による。働きもせずに親のスネばかりかじってる奴をみると、今でもケツをひっぱたきたくなるが、自分の力だけではどうしようもないことが世の中にはたくさんある。

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もちろん、みんな一生懸命働いて、ゆくゆくは自分の家、この場合は自分の持ち物という意味だが、ほしいと考えていて、でもそのためには様々なステップを踏む必要がある。だから、賃貸があるのだ。人の家を借りる人の気持ちが、人の家を借りて初めて分かった気がした。賃貸暮らしもそう悪いもんじゃない。